明石市のバイクショップ『ウィングショップエース』

兵庫県明石市のバイクショップです。HONDA正規取扱店。
ご購入後のお付き合いを大切にしたいです。
カスタムご依頼も多いです。

些細なことでも相談しやすい雰囲気を大切にしています。
お客様から日々元気をいただいております。

「安心できる中古車」とはどういうものだと思われますか?




どうも嫁です。
実は先日ですね…夫婦でジムに入会しちゃいました。


事務じゃないです、ジムです。


スポーツジムですよ。


キャンペーンに勢いついて入会してしまったのですが、
1月末まで!と聞いていたキャンペーンが、
急いで入会して2月に行ってみるとバレンタインまで!になってました。


世の中そんなもんだと思います。



※この写真は今回の記事と全く関係ありません。
 ジム入会の前に食べただけです。




みなさん、数か月経ってからぜひ
『ジム、続いてる?』
と聞いてやってください。


それをプレッシャーにして、続けたいと思います(笑)





さて。今回は、中古車のまじめなお話です。


「中古車はコワイ」という言葉を耳にしたことがある方いらっしゃいますか?


聞いたことがあるけど、何がどうコワイのか?
よく分からない…という方に
ぜひ読んでいただきたいです。
今回のはあくまで『コワくない例』なんですけど…




フォルツァZ MF08モデル


当店のお客様K様が、9年前に、新車でご購入されました。
2年前に、走行1000km足らずの状態で、
お乗り換えのため下取りさせて頂きました。


ご所有年数は7年と長かったですが、乗る機会がなく、
しかもガレージ保管されていたのでとても綺麗です。
もともと、四輪の整備をされていた方なので、
乗られなくても小まめにエンジンをかけたり、
ご自身でバッテリーを変えたりされていたそうです。
(社長の家の、ご近所さんなのでよくわかっているのです)


これを次に、2年前に、
中古車としてお客様F様にご購入いただきました。
F様はそこから2年弱所有されましたが、原付二種も所有されているために
乗る機会があまりなく、つい先日、買取りさせていただきました。
メンテナンスにはおいで下さっていました。


というわけで、現在の走行距離は、4781kmです。
※テスト走行などで販売時に増えることがあります





程度もよく、距離も少ないので、
再販させていただくために整備中ですが…


ふと見ると、てんちょ~がこのフォルツァZの駆動系をここまでバラしてます。



あれ~?



わたしの感覚では、この駆動系をバラしての整備なんてものは、
走行5,000km足らずの車両ではまったく必要ないのかと…


早くて10,000kmとか、異音がしたときぐらいでは?
(このフォルツァはどちらにも該当しません)




なにやってんの?(・ω・)


と訊きますと…




『ドライブプーリーのグリスアップだよ~ん』



『この車両は、長い目で見ると、
 ここに不具合が起こることがあるからねぇ~
 しかも、そうなったときは、部品代だけで5万円とか、かかってまうから』



要は、現状で不具合はないのですが、
予防のための措置なんだということです。


この作業は、やってもやらなくても、
中古車としての価格が変わるものではありませんし、
お客様が買う時に、目に見えて解るところでもありません。


だいぶ後になってから、
やっと違いが出てくる「かもしれない」部分です。



このとおり、ベルトの状態も、距離相応で良好です。
この走行距離なので、交換が必要な消耗品があるわけでないですが
こうやってグリスアップのために分解していたという訳なんです。




フロントフォークのオーバーホール、シール交換もしています。
綺麗で走行浅いとはいえ、年式は古いので、
どうしても劣化してる部品はあるんです。



これはほんの一例ですが、
綺麗で走行少ない車両も、きっちり手間をかけて整備しています。
『長く安心して乗ってもらう』ためです。



こんな作業をせずに、店頭に並べるお店もあるんですよ。
蓋を閉じてしまえば誰にも確認できない場所の整備ですからね。


それでも、うちの整備士はやらないと気が済まないタチなので
できるだけ長く安心して乗ってもらえるように、
できる限りのことをしてから販売します。




世の中に出回っている全ての中古車が、
販売店の良心の元に販売されている訳ではない、ということ…
私はこの世界に入って3年くらいでいろいろ分かってきて、実感できました。


良心の元に販売されていないバイクの現状は世にも恐ろしく…


ピーーーピーーーーしてたり、
過走行のエンジンでもピーピーーをつけて売ったり
ピーーーとかピーーーーとかいろいろあるらしく…


ここにわたしが書くのは恐ろしいので、ご自身で調べてください(^^;)


たまに修理でご入庫する、他店購入のバイクで
いろいろとお勉強させてもらいました…(゜△゜lll)




わたしの結論。


バイク整備の良し悪し、
中古車の良し悪しは、
見えないところをキッチリ整備しているかどうかだと。



そこに現れるのは、人間性そのものだと思います。



あくまで『見えないところ』なので
お客様による判定が難しいのが、怖いところだなぁと思います。


悲しいかな、まず走行距離メーターが正しいか正しくないか…
から疑う必要が出てきます。


いつもバイク整備をしている人間なら、走行距離が本当かどうかは
車両の状態から総合的に判断してわかるのですが…
(不自然なのは私もだいぶ解るようになってきたと思います、たぶん)



一つ言えるのは、今回の車両のように、
新車から乗っていた前オーナー様の顔が見えている車両は
安心して乗ってもらえる中古車だと言えます。
特にメンテナンス歴を把握しているのでなおさらです。




エースではオークションなどで中古車を仕入れることはありません。
(依頼を受けた時のみ、そうすることがあります)
乗り換え頂いた方の下取り車や
買取り依頼を受けて買い取らせてもらったものですので、
前オーナーの顔が見えているものしか店頭に並べません。
それにその中でも、極めて状態のよい車両のみです。



最近、たまたまですがとても状態の良い中古車が豊富だったのですが、
それらはあっという間に売約済みとなりました。


前オーナー様に大切に乗って頂いたバイクが、
また新たなオーナー様との出会いで元気に走ってくれる。


そのお手伝いをできることを嬉しく思います。






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